顎関節症とは?食事中に耳の下が痛いときは注意

ハウツー

食事の際に耳の下が痛い人は顎関節症かも

食事中の耳の下が痛んだら、それは顎関節症かもしれません。

口を動かすたびに痛んだりすると、せっかくの食事も満足に食べられなくなってしまいます。
放っておくと悪化する可能性もあります。
まずはその痛みがどうして起こるのかを知って対策を取りましょう。

耳の下にはちょうどアゴの骨のつなぎ目がある。

アゴ、というとつい顔の下の部分を想像しますが、アゴの骨は両方の耳の下から始まっています。
そして、アゴのつなぎ目を顎関節と呼び、そのすぐそばに耳の穴があるのです。
そのために顎関節に異常があると、耳の下が痛いと感じ、時には間違えて耳鼻科へ行ってしまうようなことも起きるのです。
ひどい時には耳の中まで痛みが走ります。
アゴのつなぎ目の痛みは耳に影響しやすいのですね。

耳の前の顎関節が痛い 顎関節症とは?

1)口を動かす時、痛い
痛む場所は耳の前の顎関節がある所が多いのですが、片側の顔から頭までが痛いように感じる事もあります。また、頬やこめかみの筋肉に痛みが出る事もあります。あごを動かす時に痛むというのが特徴です。もし、あごを動かさずにいる時も「ズキズキ痛む」といった痛みがあったら、それは顎関節症以外の病気を考えた方がいいかもしれません。

2)あごを動かす時に音がする
あごに何の症状も自覚した事のない人達を対象としておこなった関節音の調査では、23~39%の人に音があるといわれています。音の種類(カクカク、ザラザラ、ギシギシなど)および大きさに変化がなく、痛みがなければ、問題はありません。

3)あまり大きく口があかない
あごを動かす筋肉に問題がある場合と顎関節内部に問題がある場合があります。前者はあごを動かす事で痛みがでるために、無意識の内に周囲の筋肉もあごを動かさないようにおさえてしまい、口があきにくくなります。また、後者はあごの動きを制限するような組織の変化が起きる事でも動きが制限されるようになります。

4)急に噛み合わせが変化した
関節や筋肉に問題があると、それらが動かしているあごの動きを変える為に、かみ合わせが変わります。

5)その他の様々な症状
顎関節症でみられるその他の症状は、頭痛、首や肩の痛みとこり、耳の症状(耳の痛み、耳鳴り、耳が詰まった感じ、難聴、めまい)、舌の痛み、味覚の異常、眼の疲れ、口の乾燥感などがあります。しかし、これらの症状が顎関節症に由来しているかどうかについては慎重な判断が必要で、顎関節症の症状ではない場合も多いものです。

引用元-一般治療(保険内) – 顎関節症|診療内容|さいのき歯科|東住吉区 針中野駅前

痛いと思うことがあったら顎関節症のセルフチェックリストを参考に

顎関節症のチェックリスト
口を大きく開けたとき、左右で開けにくい顎がある。
鏡を見て顎を大きくゆっくり開けてから閉じたとき、顎が左右に揺れている。
顎を開けたり閉じたりする時にカクッ、ピキッとしたような音がする。
鏡を見て大きく舌を出したとき、舌がまっすぐ出ていない。
顔を見て、左右の眼のラインと口角が平行でない。
するめやタコなど硬いものを食べたとき、あごが痛む。
耳の穴の中に指を入れて顎を開閉したとき、痛みを感じる。
こめかみを押すと痛みを感じる。
頬骨の下を押すと痛みを感じる。
朝起きた時に顎がスムーズに開かない。
あてはまる項目が多いほど、顎関節症の疑いが強いです。
ただし、既に痛みが出ている場合無理に口を大きく開いたり強く押し過ぎないでくださいね!

引用元-耳痛?偏頭痛?こめかみから耳の奥にかけての痛みは、顎関節症が原因かもしれません!判断のポイントと主な診療科|ミナカラ

顎関節症の原因について

いろいろな寄与因子によって起こる顎関節症ですが、人によって寄与因子の影響は違います。
が、ひとつの寄与因子が顎関節症に大きくかかわっているものがあります。
それは「歯の接触」です。研究者の間では、主たる原因であるという考えが主流になりつつあるそうです。

何もしていない時人間の上下の歯は接触していません。
本来上下の歯は会話、食物の咀嚼、食物の嚥下という動作をする時に瞬間的に触れ合うだけです。一日の接触時間は合計しても20分以下です。
ところが、何かの作業をしている時、考え事をしている時に上下の歯を触れたままにしている人がいます。たとえ強く噛んでいなくとも、上下の歯を軽く接触させただけで口を閉じる筋肉は働いてしまいます。ですから、上下の歯が接触していると、その間筋肉は働き続けてしまいます。(パソコン作業など同じ姿勢で指先だけ動かす動作でも、腕・頭を支える筋肉は働き続け肩こりの原因になるのと同じです。)
接触が長時間になれば筋肉は疲労してきます。また口を閉じる筋肉が働くと、顎関節は押さえつけられることになるため、歯の接触が長時間に及ぶと関節への血の巡りが悪くなり、ちょうど、正座をしていて足がしびれた時のように、感覚が敏感になって痛みを感じやすくなってしまいます。

顎関節症を治すためにもこの「歯の接触」の癖を治すようにしないとならないということですね。

ストレスを長時間受けている人は、無意識(反射的)にからだに力が入ってしまいます。
人間のからだは、歯を食いしばらないと力が出ません。(歯を食いしばって…)
知らず知らずのうちに顎関節症になってしまうことになります。

自律神経失調症やうつ病の方は顎関節症になりやすい。またその逆もあります。

普段から、「歯の接触」を出来るだけ少なくするようにしたいですね。

引用元-顎関節症と自律神経の関係:からだ工房 楽ら

顎関節症は痛いのが我慢できない場合以外は自宅療法が中心

顎関節症の症状の改善には歯科医院に通っておこなう治療もありますが、それ以上に重要なのは自宅で患者さん自らがおこなう家庭療法や日常生活での注意です。

歯科医院での治療は、そのような自宅療法を助けてあげることになります。
(飲み薬や注射、スプリント療法、超音波治療、低周波治療、関節可動化訓練など)どうしても痛みがコントロールできない場合には、関節鏡手術や、役に立たずじゃまになっている関節円板を関節を開いて切除する手術もおこないますが、このような手術療法をおこなわなければならない患者さんは、全体の1%くらいしかいません。自宅療法には患者さんがもっている病気の状態や要因によっていろいろな注意ややり方がありますので、主治医に相談してください。

引用元-かみ合わせ・顎関節症治療 | 横浜市旭区鶴ヶ峰 たかなし歯科

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