胃が痛い時の食事はどんなものがいいのか?
胃が痛む時は、胃に負担がかからないような消化のよい食材を選びます。特におすすめなのが、卵・牛乳・大豆製品です。
まず卵ですが、卵の場合は注意が必要です。卵は熱を加えるほど胃に留まる時間が長くなるといわれており、胃痛の時は半熟状態で食べるようにしましょう。 牛乳は胃に負担がかからないだけでなく、胃液の酸性度を抑えたり、胃壁を保護してくれる作用もあるので、ぜひ取り入れたい飲み物です。ホットミルクにして食間に飲むことをおすすめします。
また、良質な植物性タンパク質の大豆製品も欠かせません。たとえば、納豆や豆腐、味噌などです。タンパク質が不足すると、胃の回復力が弱まりますので、胃が痛くて食欲がない時こそ、良質なタンパク質を摂取するようにしましょう。ただし、固い豆のままではなく、さきほどあげたような大豆製品や柔らかく煮こんだもの、きなこのような粉末などを選ぶようにしましょう。
良質なタンパク質は、大豆製品以外にも脂肪の少ない肉類に含まれています。牛・豚のモモ肉やヒレ肉、鶏肉のささみなどです。これらの動物性タンパク質と植物性タンパク質を組み合わせると、人体をつくるのに欠かせない必須アミノ酸を効率よく補うことができるため、ぜひ組み合わせてみて下さい。
加熱してやわらかく調理することも大切です。かぼちゃやにんじん、大根などはじっくりと煮込んでから食べるようにしましょう。
胃腸が弱っている時は消化のしやすい食べ物を
・炭水化物
おかゆ、うどん、パン(食パン・蒸しパン)、にゅうめん
・タンパク質
卵、とりささみ、豆腐、白身魚、ひき肉
・野菜&くだもの
大根、カブ、キャベツ、ブロッコリー、じゃがいも、山芋、里芋、カボチャ、りんご、バナナ
赤ちゃんの離乳食に使える食材等は胃に優しい食べ物と言えます。
また消化を助けてくれるネバネバの食品や大根おろしなどを一緒に摂ると良いでしょう。
胃が痛い時に食べてはいけないものについて
基本的に、冷たいもの、熱いもの、油っぽいもの、香辛料の強いもの、辛いもの、コーヒー、アルコールなど、胃を刺激するものはすべて避けるようにしたほうが良いでしょう。
冷やご飯、チャーハン、寿司、天ぷらやフライ、梅干し、塩辛、漬物、硬い野菜、チョコレート、和菓子など甘いものも、胃に刺激を与えるので控えて下さい。
タバコやアルコール、コーヒー、緑茶や紅茶も、胃に刺激を与えるのでいけません。
しかし、水分はしっかりとらなければいけませんので、一度沸騰させた白湯を飲むようにしましょう。
冷たい水は控えて下さい。
急な胃の痛みが起こり、市販の胃腸薬などを服用して、3~4日たってもまだ痛みが続く場合は、急性胃潰瘍や急性膵炎、胆石症なども考えられるので、一度病院で検査することをおすすめ致します。
胃が痛い時の食事で豆腐料理や長芋料理を
豆腐料理
豆腐は見た目やイメージからも胃にやさしい食材ですが実際もイメージ通り胃が痛いときの食事に救世主的な存在です。消化されやすいタンパク質なので安心して食べられます。形も柔らかく温めて美味しいレシピが沢山あるので楽しみながら胃の調子を整えていくことができます。シンプルに湯豆腐でもいいですし、豆腐のスープやくずした豆腐煮大根おろしとのみぞれ煮など普段で食べてもおいしいメニューが豊富です。
長芋料理
長い芋は消化を促進してくれたり胃の粘膜を保護する働きがあります。すりおろしてしまえばするするっと食べやすいので食欲がない更に胃が痛いという方の食事にぴったりな食材です。うどんにいれても柔らかいご飯にとろろでかけても、スープにしても鍋で食べても煮物でも万能的に美味しく食べられる有能な食材ですね。
胃が痛い時の食事に加えてヨーグルトやバナナで腸内環境を整える
果物は消化に良いイメージがありますが、種類によって消化の良し悪しがあります。
基本的に食物繊維が多くあまり消化に良くないものが多い事と、お腹を冷やしてしまうのであまりオススメはできません。
ただし、リンゴはすりおろして、常温で食べれば消化に良い果物です。また、バナナも消化に良い果物です。消化に良い食事を続けると、どうしても便秘がちになってしまいます。
ヨーグルトやバナナを取入れて、腸内環境を整えるよう心がけましょう。飲み物は白湯が一番胃に優しく、胃痛をやわらげてくれます。
スポーツドリンクも良いですが、冷えたものは胃に刺激を与えてしまうので、常温か、温めて飲むようにしましょう。それでも、何も食べられない程、胃痛がひどい時は、無理をせず胃を休める事です。
胃酸過多で胃痛になっている場合はヨーグルトが胃酸の分泌を和らげてくれます。
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