メタボ基準は緩和されていた?メタボの腹囲基準は変更?

目次

メタボリックシンドロームの診断基準とは?

メタボリックシンドロームとは、病気そのものの名称ではありません。

生活習慣病である糖尿病、高血圧、高脂血症などの症状のうちの2つの症状に、おなかまわりの内臓に脂肪がつく内蔵脂肪型肥満が加わったとき、メタボリックシンドロームと呼ばれるのです。

見た目がデブだから、メタボリックシンドロームというわけではないので、ご注意ください。

内蔵脂肪型肥満というのは、ウェストの大きさが、男性では85センチ以上、女性では90センチ以上の方が診断基準とされています。

それぞれの症状は、そうひどくなく、軽い症状だったとしても、いくつかの症状を伴うと、動脈硬化の進行が早くなり、脳卒中や心筋梗塞のリスクが上がる危険があります。

肥満も現代病であり、生活習慣病のひとつです。

自身の生活習慣を見直し、メタボから脱出しましょう。

メタボの腹囲の女性基準は変更すべき?

生活習慣病の危険性が高まるメタボリックシンドロームは、内臓脂肪の蓄積によって、腹囲が大きくなることが注目されます。メタボリックシンドロームは、男性でよく言われるものですが、女性でも5人に1人ほどの割合で見られるものです。

腹囲の基準

メタボリックシンドロームでは、腹囲が一定以上になることが診断の一つの基準になります。厚生労働省が出している腹囲の基準は、男性で85㎝以上、女性で90㎝以上となっています。つまり、女性の方が男性の腹囲よりも緩く設定されているのです。この設定については、今まで異論も出ていたといいます。

2010年の研究結果

現在は未だ女性の腹囲の基準は90㎝ですが、この腹囲の基準を80㎝と厳しくすれば、より多くの脳卒中や心疾患を予防できるという研究の結果がまとめられました。メタボリックシンドロームは、内臓脂肪蓄積に加えて脂質異常や、高血圧、高血糖のうち2つの項目に該当する状態です。女性のメタボリックシンドロームの腹囲の基準を80㎝に変更すると、メタボリックシンドロームの状態になる可能性が約3倍に増え、それだけ、心筋梗塞や脳卒中が起きる可能性が大きくなることが分かりました。

実際に

厚生労働省が出している診断基準は女性の腹囲が90㎝以上となっていますが、医療機関が採用している診断基準によっては腹囲が80㎝以上としているものもあります。実際に腹囲90㎝の基準で診断された女性の場合のメタボリックシンドロームは多くの高リスクを見逃すことになります。心血管疾患の発症は腹囲が80~90㎝の女性に集中しており、腹囲90㎝以上とするとその可能性を見逃すことになるのです。

引用元-男性の腹囲よりも緩く設定されている?女性のメタボ基準80と90[カラダノート] 症状や対処法・予防や治療の方法など20000件以上

2014年4月に公表されたメタボ基準値変更前から批判も多かった

中高年男性の2人に1人がメタボリックシンドローム(以下、メタボ)予備軍と言われています。
そのため、肥満は健康の大敵と考える人は少なくありません。メタボになると心臓病や脳卒中、糖尿病にかかるリスクが高くなるからです。
確かに、病気を未然に防ぐための対策は必要ですが、血圧や総コレステロールなどの数値ばかりに捉われてはいけません。その理由は、日本人間ドック学会が定めたメタボの基準値を見るとよくわかります。
例えば、総コレステロール値。08年にメタボ健診がスタートする以前は250mg/dl以上を高コレステロールと呼んでいました。しかし、メタボ健診以降、220mg/dl以上を「高コレステロール」と呼ぶことになりました。
基準値の変更により、今まで健康だと診断されていた人たちまで、「病人」か「病人予備軍」に分類するようになったのです。今までは健康だったのに、学会が定めた基準値でメタボと診断され、薬でコレステロールや血圧を基準値まで下げられていた人が大幅に増えたことを考えると、メタボ健診の罪は大きい、と言わざるをえません。
変更された診断基準に当てはまり、治療薬を飲む患者さんが増えると、利益が上がるのが製薬会社であることは言うまでもありません。基準値を上下させるだけで、製薬会社の売り上げがかなり変わるのは事実です。「製薬会社を儲けさせるためのメタボ健診」と、厳しく指摘する人もいます。
私は、数値だけでメタボの烙印を押していくのはおかしいと考えています。病気のハードルを下げ、健康不安をあおって、治療対象者を増やしているにすぎない、と思えてなりません。実際、メタボの基準値は誰がどうやって決めたのか、なぜその数値なのか、医者である私自身にすらよくわからないところがたくさんあるのです。
しかも、メタボ治療で処方されるコレステロール値を下げる薬は、飲み始めたら一生、飲み続けなければいけません。数値が下がったら服用をやめていいわけではなく、「数値が下がったのは薬の効果ですから、ずっと飲み続けなさい」と指導されるのです。

引用元-医師・帯津良一の健康放談「メタボ健診の罪は大きいと言わざるをえません」(1) – エキサイトニュース(1/2)

メタボ基準値緩和は報道による誤解?

ある新聞では朝刊の1面で「健康基準緩めます」という見出しをつけて、日本人間ドック学会が「血圧や肥満度などについて健康診断や人間ドックで異常なしとする値を緩める」と大きく報道しました。また他の新聞でも「人間ドック学会など新基準値公表」という見出しで、今までの判定基準と比較した「新基準値」の一覧表を紙面に掲載しました。
「基準が緩和された」という言葉だけを聞くと、あたかも健康に分類される人が増えるような印象がありますが、実は上記の報道はいずれも、新たに発表された「検査値の基準範囲」と今までの「疾患判定基準」について、両者の定義を正確に解説することなく比較していたため、実際の人間ドックや健康診断で使用される「基準」があたかも緩和されたかのような誤解を与えてしまっていたのです。
人間ドック学会が発表したのは、150万もの大規模な人間ドック健診のデータを再分析した結果に基づいて作成した「検査値の基準範囲」であって、健康診断や人間ドックで用いられる「臨床判定基準」いわゆる「疾患判定基準」とは全く別のものなのです。
人間ドック学会が新しい基準を6月に正式に定めて、2015年4月から実際に健康診断の現場で使用すると報じられた部分も事実とは異なっていました。実際に学会の事務局には、報道で疑問を抱いた医療関係者からの問い合わせが相次いでいるという話もあって、いわゆる「疾患判定基準」を変更するものではないと注意を呼びかけています。

引用元-<朝礼ネタ>人間ドックの基準値変更報道の波紋 – Biz STYLE

メタボ基準で緩和された血圧の変更について

 4月1日、日本高血圧学会から「高血圧治療ガイドライン2014」が発行された。

一般人に関係があるのは、若年~中高年の降圧目標値が従来の130/85mmHg未満から、140/90mmHg未満に緩和された点だろう。従来はより厳しい目標値(130/80mmHg未満)だった心筋梗塞の既往者も、140/90mmHg未満に統一されている。ただし、糖尿病を合併している場合は、従来通りの130/80mmHg未満に据え置かれた。また、75歳以上の高齢者は150/90mmHg未満に緩和された。

降圧目標値の緩和は世界的な傾向で、昨年末に改訂された米国の「高血圧治療ガイドライン改訂第8版(JNC8)」でも若年~中高年の降圧目標値は140/90mmHg未満。こちらは、糖尿病や腎機能障害を合併しているケースでも同じ値だ。また早くも60歳以上から150/90mmHg未満へと、もう一段階、緩和されているのが日本との違いだろう。

先日、この“目標値緩和”の影響を調べた研究報告が米国医師会雑誌「JAMA」に報告された。全米健康栄養調査のデータを検討したもので、厳格な血圧管理をうたった旧ガイドラインで薬物治療の対象だった18~59歳の1.6%、60歳以上の27.6%が、JNC8の基準では対象から外れることが判明した。単純に4人に1人が「非患者」になるわけで、「今までの治療(費)は何だったの?」と疑問が噴出しそうだ。

そもそもなぜ、降圧目標値が緩和されたかというと、より低い目標値にしても、期待するほど循環器疾患の予防効果や死亡率の改善が得られなかったため。ただし、それは統計上の話。自分の降圧目標値は、持病などを考慮し、医師と相談して決めるといい。

引用元-日米で降圧目標値が緩和 あらためて血圧を考える|男の健康|ダイヤモンド・オンライン

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