血圧の正常値について
血圧の正常値は、一般的に最高血圧が140mmHg以下、最低血圧が90mmHg以下とされ、
それ以外の数値は「低血圧」と「高血圧」、そして、正常血圧と高血圧の間を「境界域高血圧」と分けられます。
医師や看護師の前にいることによる緊張から血圧が上昇し普段より高い数値がでてしまう「白衣高血圧」や、逆に病院ではストレスを感じずリラックスするために普段より低めの数値が出てしまう「仮面高血圧」などあります。
血圧は、体調や精神状態に左右されることもあるために、一度の測定では判断されることはなく、数回の測定をした後に判断されます。
低血圧の数値以前は正確な基準がなく、最高血圧が100mmHg未満とされていましたが、現在はWHOで世界共通の基準として、最高血圧が100mmHg以下、最低血圧が60mmHgのものを低血圧としています。
高血圧の数値逆に、最高血圧が135mmHg以上、最低血圧が90mmHg以上の場合は、高血圧と診断され、動物性脂肪や塩分を控えるなど食生活、運動、睡眠、などの生活習慣の改善と投薬による治療が必要とされます。
境界域高血圧最高血圧が101mmHg~159mmHgまで、最低血圧が90mmHg~95mmHgまでの場合は、高血圧ではなく「境界域高血圧」と診断され、投薬による治療ではなく食生活や生活習慣の改善を中心とした指導を必要とされます。
引用元-低血圧の症状
低血圧の数値とはどのくらいなのか
低血圧とは、血圧がどれくらいの状態をいうのでしょうか。
高血圧は命に関わる様々な病気を引き起こすため、世界基準値が厳しく限定さ
れています。
一方低血圧は、世界保健機関(WHO)でも具体的な基準が設けられていないの
が現状で、だいたい最高血圧が100~110mmHg以下、最低血圧が50~60mmHg以下
の場合と判断されているようです。
日本の厚生労働省では、最高血圧が90mmHg以下を低血圧として定義しているよ
うですが、他には男性と女性は分けるべきで、男性105mmHg以下、女性100mmHg
以下を低血圧とすべきという説もあり、判断は難しい部分があります。
低血圧には、他の何らかの病気によって起きている症候性低血圧というものと
遺伝や生活習慣など原因が特定しにくい本態性低血圧というものがあります。
また、寝ている状態から起き上がった時に症状が見られる起立性低血圧や、
食事を摂取した後に急に起こる食事性低血圧というものもあります。
この中で、原因の特定が難しいとされる本態性低血圧症の患者数は
日本では1.5~7%と言われています。
その中で本人が症状を訴えているのは約10%~20%と言われており、自覚症状
がない、または自覚症状があっても放置している人の多さを物語っています。
引用元-低血圧の数値の基準
低血圧の種類について
低血圧の種類には以下のようなものがあります。
『起立性低血圧』
倦怠感やめまい、ふらつきが症状として出ます。子供や、降圧剤を飲んでいる中高年の人によく見られる低血圧です。
『本能性低血圧』
めまい、冷え性、食欲不振が主な症状です。原因は未だに解明されていませんが、20代のスリム体型の女性に多く見られます。生活習慣や過度なダイエットから引き起こされるようです。
『症候性低血圧』
内科系の病気や、それの処方箋が原因で引き起こされる低血圧です。持病を持っている中高年の方に顕著に見られます。めまい、立ちくらみ、倦怠感などが症状として挙げられるでしょう。
低血圧は10代や20代、30代の若い女性によくみられ、研究によればその年代の約3割の女性が低血圧です。さらに、小・中学生の約5%も低血圧で朝起きられないなどの悩みを抱えていると言われています。
引用元-血圧正常値年齢別低血圧の数値とその種類
30代・40代・50代の血圧の平均正常値について
年齢別30代の血圧平均、正常値
体力的にもまだまだ元気な30代ですが、体重増加が気になっている方も多いのではないでしょうか。体調に大きな変化を感じ始める40代を前に、健康への取り組みも意識し始めたい年代ですね。生活習慣病の予防を意識した運動習慣や食生活の見直しや改善に取り組んでみてはいかがでしょう。年齢別、30代の平均値は以下です。
男性 125/79
女性 115/71
年齢別40代・50代の血圧平均、正常値体の衰えを感じ始める40代・50代。これまでになかった疾患が見つかりやすい年代でもあります。また、女性なら更年期を迎える時期でもありますので、ホルモンバランスの影響により体調の変化を感じる方も多いでしょう。老後を健康に過ごす為にも、不調があれば早期に対処していきたいですね。年齢別、40代・50代の平均値は以下です。
男性 135/85
女性 130/80
引用元-年代別の血圧の正常値・平均値を知って理想値の血圧値を目指す
妊娠中の血圧の正常値について
至適血圧 120/80mmHg未満
母体や赤ちゃんに負担をかけず、脳梗塞や心臓病、肝臓病といった病気を引き起こすリスクが低く、妊娠中に健康的で望ましい血圧値とされています。ただ、この値を下回りすぎると低血圧になってしまいますので、下がりすぎないよう注意が必要です。
正常値 130/85mmHg未満
年齢に関わらず、最高血圧130mmHg未満、最低血圧85mmHg未満が、妊娠中の血圧の正常値と定められています。
正常高値 140/90mmHg未満
妊娠高血圧症候群の一歩手前で、少し注意しなければならない値です。食事など日々の生活で気をつけるようにしましょう。
妊娠高血圧症候群 140/90mmHg以上
妊娠20週以降、分娩後12週までに最高血圧が140mmHg以上、最低血圧が90mmHg以上の場合、妊娠高血圧症候群と診断されます。
引用元-妊婦の血圧、正常値は?低血圧、高血圧のリスク、赤ちゃんへの影響まとめ – こそだてハック
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