扁桃腺の手術で子供のいびきも解消

ハウツー

扁桃腺手術の考え方とは

昭和40年代までは大きいだけで積極的な全摘出手術が奨められていました。しかしその後、局所麻酔や日帰り手術によるショックや術後出血のケースが見られたことや、当時の医学レベルでは致し方ない点もあるのですが、免疫組織を摘出する事の長期的な免疫学的影響が充分判ってなかったことに対する慎重な意見もあり、手術件数は減少しました。
 現在では、少なくとも3才以降では、術後に細菌を殺す抗体(免疫グロブリン)の量が一過性に低下するだけで、免疫機能の低下は認めないとの考えが主流です。また、これらの扁桃組織は複合的に作用して外界からの異物を殺す免疫作用を司りますので、学童期以降では口蓋扁桃のみが無くなったからといって免疫力の低下を来す事はありません。ただし、3才以下では手術を行うことにより逆に周りの扁桃組織が過増殖する代償性肥大という現象もあり、高度な呼吸障害がなければしばらく経過をみます。小学校入学前後では、急性扁桃炎の程度と耳や鼻、気管支への影響を総合的に判断して手術の得失を考えます。適齢期の女性ではいびきの原因としての要因も考慮します。中年期以降は、睡眠時に筋緊張が低下し肥満傾向も出ることから睡眠時無呼吸の原因となりやすく、また年齢による免疫力の低下から慢性扁桃炎の傾向が目立ちやすくなります。喘息体質では全身麻酔が安全にかけられるかどうかも考慮します。このように手術の適否については、障害の程度や年令的な変化を勘案して、長期的視野から総合的に判断する必要があります。最近の国際的な流れをみると、ハンディキャップを手術的に取れるものなら積極的に取ろうという考えの米国では、日本より積極的に手術が行なわれているようです。

引用元-扁桃炎・扁桃肥大・アデノイド ~手術の考え方~

扁桃腺手術はすべき?免疫のための扁桃腺の役割は子供の時だけ

但し、この免疫のために存在するのはあくまでも免疫力が弱いとされる子供であり、大人になる事で扁桃腺は大きさも定着し、免疫機能は体の中にあるリンパ節などに依存される事になるのです。
そのため、この部分が役割を持つのは子供の頃であり、主に5歳から7歳程度の子供の頃と言う事になるのです。

役割については子供の頃のみと言う事になりますが、大人になった場合は、この部分は特別な意味を持つパーツではなくなると言います。
しかし、身体の体質などから起きる炎症は大人になってからも発生すると言います。
これがいわゆる扁桃腺が弱いという人になります。

主に手術が必要になるケースというのは、繰り返し炎症を起こしてしまうケースや、この部分の炎症による発熱が頻繁に起きるなどになります。
また、扁桃肥大と言う症状になる事で呼吸が苦しくなるため、肥大がひどい場合は手術選択する場合が多いです。

引用元-扁桃腺の手術におけるメリットについて

子供のいびきは扁桃腺肥大が原因 手術すべき?

扁桃腺は正式には口蓋扁桃と言われ、これが大きいと扁桃肥大ということになります。扁桃肥大自体の症状は、いびきが大きい、睡眠時に無呼吸になる、成長が遅れる等があります。大きいだけなら成長すると(中学生くらいになると)自然と小さくなるので手術する必要はありません。

手術が必要な場合は

繰り返し、扁桃腺がはれ、熱が出る。
扁桃腺にいつも細菌が巣くっていて、発熱の度に血尿などがみられる。これが続くと腎炎などが心配されます。
扁桃肥大のため呼吸が苦しく、無呼吸等が見られる時。
扁桃肥大によっておこる病気が、手術をすることによるリスクより強くなると考えられる場合には、手術を考えた方がいいと思います。担当医とよく相談してから決められる事をオススメします。

引用元-娘が扁桃腺肥大手術を受けました。完治までの道のり!!

子供の扁桃腺の手術前に注意しなければいけないこととは

扁桃腺の切除手術について注意することがあります。扁桃腺を切除したら熱がでなくなると勘違いしている方も多いと思いますが、切除したからといって絶対に熱が出なくなるという保障はありません。

またお子さんが小さいころは扁桃腺を切除することによって、免疫力を下げてしまうというデメリットもあります。

もしお子さんが肥大傾向だけの症状については、年齢を重ねるにつれ縮小してくる傾向が強く、様子をみた方が良い場合もあります。

扁桃腺の炎症によって腎炎やリウマチ熱、皮膚炎などが起きるという場合や扁桃腺肥大によって睡眠時無呼吸症候群になっている場合は手術を検討してみるべきです。

手術前に、検査などをして医師としっかり相談し手術をすべきかどうかを検討してみると良いでしょう。また不安がある場合は、セカンドオピニオンを利用してしっかりと納得したうえで手術を行うと安心です。

引用元-子供の扁桃腺疾患の手術前に注意しなければいけないこと

子供の扁桃腺の手術後の知っておいたほうがいいこと

・痛み

痛みは、痛み止めの薬で抑えられるようです。

痛むようでしたらすぐに薬でなんとかしてあげましょう。

・血を吐く

喉は手術後、縫わないらしく、縫うと術後に余計痛いようです。

どうしても血が出るので吐く。

よほどの量じゃない限り気にしなくていいでしょう。

切ったところのその後にかさぶたができて、剥がれた時にまた血が出ることが多いみたいなのですが、それも大量じゃなければ気にしなくて良いとのことです。

・耳も痛くなることがある

痛みどめが切れる頃、耳が痛くなることもあります。

普通にあることだそうです。

・手術後、声が変わる

半オクターブぐらい高くなることもあるようです。

周りに大人になってから扁桃腺を取った子がいるのですが、その子はあまり声が変わった印象がありませんでした。

ですが、個人差はあると思います。
お医者さんからも「声が高くなると思います」と手術後に言われたので、声が高くなる可能性の方が高いのでしょう。

手術後に出血が多くて再手術になることもごく稀ですがあるみたいです。

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